第67回AM 問15
- いなかもん
- 2021年3月30日
- 読了時間: 1分
慢性閉塞性肺疾患(COPD)で増加するのはどれか。
1 残気量
2 肺活量
3 1秒率
4 1秒量
5 肺拡散能
正解 1
国家試験に出題される呼吸器系疾患を判別するために、必ず覚えておかなければいけない表があります。それがこちら↓↓

これは暗記必須の表ですね。
これを元に考えると、設問にある「COPD」などの閉塞性疾患は1秒率が低下し、%肺活量は正常であることが分かります。
他の選択肢を見てみましょう。
・残気量は、閉塞性疾患および加齢、神経筋疾患などで増加します。拘束性疾患のみで減少します。
・一般的に1秒率とは、ゲンスラーの1秒率で表されます。式、覚えてますか???

↑↑この式ですね。COPDでは1秒率が低下する、と言うことをさっきお話ししました。
これは、1秒量が低下することで1秒率も低下する、と考えてもらえれば大丈夫です。
・肺拡散能は、気管支喘息や神経筋疾患などを基本的に減少します。
よって、COPDで増加する項目は 1 残気量 です。
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