第67回AM 問7
- いなかもん
- 2021年3月2日
- 読了時間: 1分
採血中に患者の顔面が蒼白になり、気分不快を訴えた。この採血合併症について誤っているのはどれか。
1 徐脈になる。
2 高齢者に多い。
3 血圧が低下する。
4 緊張が原因となる。
5 直ちに採血を中止する。
正解 2
顔面蒼白、気分不快などの症状を示すのは迷走神経反射ですね。
実際に経験したことがある方も少なくないのではないでしょうか。
迷走神経反射は採血合併症の中でも出題頻度No.1なので、要チェックです!
<迷走神経反射>
採血時の痛みやストレス、緊張などにより、副交感神経の働きが活発になることにより起こります。また、副交感神経優位になるため、顔面蒼白、血圧の低下、徐脈が起こります。
迷走神経反射は若年者に多く、重症例では意識消失することもあるため、患者さんが不調を訴えたら直ちに採血を中止します。仰臥位の状態で下肢挙上をするのが効果的です。
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